2012年1月13日


CN-Fantasia
亡き兄の罪を背負わされ、虐げられてきた少女マユリ。村長から〈妖魔の民〉の里へ行けと命じられた彼女は迎えの中に兄を殺した者を見つけ......第4回CN大賞受賞後第一作、登場!
カバー:萩谷薫
刊行日:2009/6/25
新書判/224ページ/定価945円(本体900円)
ISBN978-4-12-501077-9 C0293
街の喧騒の中にいると、自然の力を忘れてしまうことはありませんか。
しかし、少し郊外に出て山に登れば、あれほど隆盛を極める文明の音がまったく聞こえなくなります。人間の手が及ばない山はどこまでも静かで穏やかで、そして怖いものです。
そんな山は、古来から信仰の対象として敬われ、崇められてきました。
ですから、どんなに見知った道だと思っていても、山道を一歩踏み外せば「異界」が広がっているのです。もしかしたら、そこには異能の力をもった存在もいるかもしれません。そういった思いから、この「山妖奇伝」は生まれました。
その「異界」に棲むしかなかった人々「妖(あやかし)の民」の少年クライと、村を追い出された少女マユリの邂逅が、すべてのはじまりとなっています。
厳しくも優しい山にある隠れ里で、変わりゆく二人を見守ってやってください。
〔夏目翠/2009年6月〕