2012年1月13日


C★NOVELS
新鋭エセックス級空母五隻を擁する圧倒的航空優勢のもと、米軍は瞬く間にマーシャルを制圧した。守勢に回る日本軍は、新型噴進爆弾「翔竜」をサイパンに配備し、敵の侵攻に備えるが......。
カバー:佐藤道明
刊行日:2009/8/25
新書判/216ページ/定価945円(本体900円)
ISBN978-4-12-501085-4 C0293
いまから20年ほど前の夏――。
まだ30代だった谷甲州は、某社の編集者を相手に新企画の説明をしていた。当時の記録には「技術者の眼からみた太平洋戦争」「オホーツク海海戦」などの言葉に交じって、航空戦艦の概要も記されている。つまり「全主砲艦首集中配置」「後甲板は航空兵装/アングルドデッキ装備」というものだった。
その後、思いがけず架空戦記がブームになり、上に書いたような航空戦艦など珍しくもなくなった。むしろ手垢のついた存在になって、迂闊に手を出せなくなってしまった。それからさらに年月がすぎてブームは去ったが、甲州はいまだに「技術者の眼からみた太平洋戦争」を書きつづけている。さてと。そろそろいいかな。ということで――。
大峰、出撃!
〔谷甲州/2009年8月〕