2010年8月24日


CN-Fantasia
カヤノはまだ夢の中にいるようだった。木から木へと移り、矢を放ち妖魔を倒すことのできる思い通りに動かない体。これは現実なのか? カヤノの声は体の本来の持ち主・妖の民シコウにしか届かなくて......。
カバー:萩谷薫
刊行日:2009/10/25
新書判/224ページ/定価945円(本体900円)
ISBN978-4-12-501089-2 C0293
地面に映る影法師で遊んだことはありませんか。
お日さまの傾きによって伸びたり縮んだりする影法師は、自分の姿を映していながら、随分違って見えることもあります。また、決して体から切り放せないその黒いものは、自分でありながら、実はまったく別の存在なのかもしれません。
山妖奇伝2巻目に当たる今回は、自分自身の「影」に囚われた二人の物語です。東の村の娘であるカヤノと、妖(あやかし)の民であるシコウ。それぞれが背負っている「影」とは何なのか。
お楽しみいただければ幸いです。
〔夏目翠/2009年10月〕