2010年8月24日


C★NOVELS
ニューギニア戦線が膠着するなか、ラバウルからソロモン海を越え雷撃に向かう陸軍航空隊四式重爆撃機「飛龍」。敵夜間戦闘機の迎撃に苦戦を強いられるが、試製の禰式「翔竜」が配備され......。
カバー:佐藤道明
刊行日:2010/3/25
新書判/224ページ/定価945円(本体900円)
ISBN978-4-12-501100-4 C0293
実をいうと今回の表紙を飾るのは、艦上戦闘機「紫電改」になる予定だった。ところが諸般の事情があって、陸軍四式重爆撃機「飛龍」に差しかえられた。ただし事情といっても、別にこみいったものではない。要するに甲州の段取りが悪くて、周囲に迷惑をかけたというだけだ。無用の混乱を生じさせたことについては陳謝するが、結果的にはこれでよかったのかもしれない。多少の開き直りを許していただければ、飛龍もまた思い入れのある機体だからだ。
艦隊防空思想から進化した新型艦戦の紫電改は、次巻以降に活躍の場を用意してあるのでご安心あれ。いつものようにイラストは、佐藤道明さんにお願いしている。数度にわたる濃密なやりとりの結果、別設計としか思えない流麗な機体に仕上がったことだけを報告しておく。局地戦闘機であるはずの紫電改が艦上戦闘機として運用されている理由や、開発の経緯などもそのときに語られるだろう。
乞うご期待!
〔谷甲州/2010年3月〕