2012年2月16日


CN-Fantasia
〈巨兵〉で斜指の都を破壊し、追われる身となったカルス一行。逃亡中、ジェリンが攫われ、シーバの故郷に向かうことになるが......
カバー:為重英子
刊行日:2012/1/25
新書判/256ページ/定価945円(本体900円)
ISBN978-4-12-501183-7 C0293
先日、友人とさる小説について話をしていたとき、私は言いました。
「私、登場人物があまりにも不幸になったり、痛い思いする話とか苦手やねん」
友人は、真面目な顔で突っこみました。
「自分の話でさんざん痛い思いさせてるあんたに言われたくないよね」
おかしいなあ。
ちなみに、ホラーやゾンビものは別腹ですよ?
気をとりなおして、シリーズ第二弾です。
物語の舞台は、シーバの故郷・奇沙とタラマ南辺に移ります。
部分的に解き明かされる謎もあり、さらに深まる謎もあり。
登場人物同士の関係が、少しずつ変化していく巻でもあります。
主人公は、あいかわらず扱いづらい周囲の大人に囲まれつつ、よろよろと頑張っているようです。苦労性な某舟守が、ますますオカン化しています。
ツンなお姉ちゃんも、弟のために大奮闘。
閉ざされた砂漠の冒険、お楽しみ頂ければ幸いです。
〔黒川裕子/2012年01月〕