2010年8月24日


CN-Fantasia
都人に占拠されている北の村。長の跡取りユキヒラは、村を彼らの手から救うため、妖の民を連れてくると約束。禁足地である山に入っていく。そこでトウサイと名乗る青年と出会い......。
カバー:萩谷薫
刊行日:2010/2/25
新書判/248ページ/定価945円(本体900円)
ISBN978-4-12-501104-2 C0293
守りたいものはありますか――?
思いが強ければ強いほど、周りと利害が衝突することも多いでしょう。何かを守ろうとすれば、奇麗事だけではすまないのが世の理というもの。もしかしたら、つらいこともあるかもしれません。結局、誰が何をしようとも、その心の奥底に潜む信念はその人にしかわからないのです。
「山妖奇伝」最後のお話は、そんな守るべきものを抱えた二人の物語です。北の村長の後継であるユキヒラと妖(あやかし)の民のトウサイ。二人が、そして、村と山のそれぞれの場所に住む人々が行き着くべき未来はどこにあるのか。
彼らの物語が、皆さまの心に少しでも残りましたら幸いです。
〔夏目翠/2010年2月〕